2023年秋に入手したFantasea Lineの水中ハウジングですが、1年使わないうちにリークセンサーの不具合が発生しました。どんな不具合だったのか、どう解決したのか、を記事にしてみたいと思います
リークセンサーがついている安心感
私のカメラはCannon PowerShot G7X MarkIIです。Fantasea Lineの FG7X II Sを使っています。最初はキャノン純正の水中ケースを使っていたのですが、2個水没させ、「もっと強いのないの?」と散々探して、今に至りますが、このハウジングを入手するまでのストーリーはこちらを参照ください。
キャノンの純正の水中ケースは、リークセンサーは付いておらず、1回水没させてからというもの、水没しているんじゃないのかと常に不安がつきまといました。Fantaseaを導入以来、水中で緑のLEDが点滅しているのを確認することで「漏れてない」と安心できるのは本当に大きなメリットです。潜降して、泳ぎ始めたときに、緑のLEDが点滅していることを確認したら、その後は何も気にならなくて、心の安定が得られるようになり、ハウジングちょっといいのに変えてよかったなぁと常に思うのでした。
今回の問題点
暫くは問題もなく、快適な水中撮影を行っていましたが、半年ちょっと経ったところで少しずつ不具合が起こってきます。ほとんどがすぐに解決できて、だんだんと小さなことではビビらなくなり、慣れてきたなと思ったものです。
通常、ダイビングから帰ってきたら充電し(このハウジングのリークセンサーの電源は充電式です)、その次のダイビングの前日に再度充電して持っていきます。今回の問題点は、リークセンサーのLEDライトが点かなくなるというものです。通常充電ケーブルを繋ぐと緑色に点滅をするのですが、LEDが全く点きませんでした。次に、LED周りを押したりしていたら、緑が点くようになりました。充電終了し、スイッチをオフにした後、テストで再度スイッチオンします。本来、青いLEDが点滅するはずが、全く点きません。LED周りを指でふにふに触ると点く事がわかり、とりあえず、その月はそれでしのぎました。

なんですが、その「ふにふに触る」も上手くいくときと、うまくいかないときとあり、ある日、現地でどうにも点かずに諦めて、リークセンサーなしで潜ることになりました。いやはや、緑の点滅のないことの不安と言ったら!
Fantaseaと連絡してトラブルシューティングを試みる
川村さんは、「多分、ハンダ付けをやり直すとなおるやつ」と言ったのですが、とりあえず、Fantaseaにメールで連絡してみたところ、トラブルシューティングの方法がすぐに送られてきました。
- バキュームテストをやってみる(つまり通常ダイビングする前にやるリークセンサーのスイッチをオンにして、ハウジング内の空気を抜く)
- リークセンサーの基板に水に濡れた指で触ってみる
1.はそもそもLEDがが点かないんだから何も起こらないに決まってるだろうと思いながらも一回やってみて、やはり何も起こらず、2.はLEDとは関係ないので、アラームが鳴るのかと思いきや、何も起こりませんでした。「両方何も起こらない」と返事すると、「じゃ、香港に送って」。
電子部品だけ購入できないのか
リークセンサー付きで潜る安心感に慣れてきていて、次回またリークセンサー無しで潜るのがどうにも心もとなく、FantaseaのHPで見つけた電子部品 moisture detector が30ドルなのを見つけ、「30ドルなら、これ買って、同時に修理しようかなぁ」と連絡すると、「この部品は古いもので、このハウジングには使えない。今のやつは170ドルで買えるよ」とのこと。この円安ご時世、170ドルはまぁまぁな値段。「修理したかったら、こちらの住所に送ってください。」と香港の住所が送られてきました。
ついこないだまで香港に住んでいて、まだ香港に住んでたら、自分で届けられるようなところなのに、と思うような住所!ま、そもそもまだ香港にいたら、こんなに一生懸命水中写真をやっていることも、Fantaseaのハウジングを入手することもなかったわけで。
ハンダ付けを試みる
前職の上司が、家でハンダ付けとか普通にやっちゃう人なの分かっていたので、連絡してみました。二つ返事でOKしてくれて、部品を持ってお宅にお邪魔することに。用がないと連絡しないこの不義理は相変わらずなのに、本当にありがたい限り。
「つけてみて、LEDは点くようになったけど、安定しない。多分ハンダ付けというより、スイッチの中の問題。Flakeyって言うとわかると思うよ」と、どう伝えるかのアドバイスまでもらって帰宅。
その次の月は2ダイブまではLEDが点いたのですが、3ダイブ目から点かなくなり、香港に送るしかないなと。
香港に部品を送る
ハウジングから、電子部品を取り外し、ぷちぷちにくるんで少し大きめの段ボールに入れて、郵便局に持ち込んでEMSで送付しました。若い頃、貿易会社に勤めていて、なにか小さいものを送るときには郵便局に持ち込んでEMSだったのですが、現地で送り状もらって書き込んでって普通に国内郵便みたいだったのに、今はWebで送り状作ってPDFを印刷して、郵便局に持ち込み、なんですね。手書き送り状では送れなくなったとか。
香港まで1週間くらいかなーと思っていたのですが、たったの3日で到着して、追跡表示で受取を確認したのが7月末。8月のダイビングをお盆休みに計画していたので、ひょっとしたら間に合う?と淡い期待を込めて「もう到着したみたい。いつ送り返せるか、分かり次第教えてね!」とメールしてみると、「shipping addressを教えて」と返信が来ました。「え、送り返すときの私の住所ってこと?」と私の住所を送信した後、音信が途絶えました(笑)。
戻って来るまで2ヶ月超
結局8月は間に合わず、8月末になって9月は間に合うかと、「進捗どう?」とメールすると、返信なし。結局9月もリークセンサー無しで潜りましたが、ないことに少し慣れてきてそこまで強い不安が襲ってくることもなくなりました。
9月も後半になり、「もうひょっとしたら戻ってこないかな」とか、「香港からアメリカに転送とかしてんのかな?」とか思っていたところ、「直った部品を送るshipping addressを教えて」とメールが来ました。!直ったんだ!そこから数日、我が家に部品が帰ってきました!
10月はリークセンサー付きで潜れます。修理に2ヶ月もかかるのかと言うのはちょっとびっくりですが、修理費用も返送料も今のところ請求されていなくて、一貫して適当なので、なんか納得いきました(笑)。
Fantasea Lineは大会社ではないのできっちりしていないものの、適度にちゃんとしている会社なのかなぁと思った次第。今回待つ間もイライラもせず、コントロールできないことは放置するのがヨシ、と改めて思ったものでした。


